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◆2014年 大阪府 講演 (2014.1)

大阪府の皮革研修の一環ということで、
「独立して工房を立ち上げるにあたっての経験、また東京での修行時代の話」
をするように大阪府から依頼をうけました。
私のこれまでの靴職人としての体験談ということになりますが、
私がどのような時代を経て、どのような考えを持って靴業界を生きてきたのか…。
これから工房を開こうと考えている方や、
これから業界に飛び込もうとしている学生さん、
業界関係者の皆様の参考のひとつになればと思い、
お話をさせていただきました。

【内容】

私が靴を始める以前、モノ作りやデザインのベースを身につけた環境、
それは建築デザインを学んだ滋賀県立大学、建築学科でした。
そんな建築学生がどうして靴の道を歩み始めたのか?

初めて出会った手製靴の世界に魅了される。
就職したのは靴小売業だった。
ショップスタッフとして接客、お店の運営を学んだ日々。
「靴作りの基礎をしっかり身につけたい。」と、
私が『台東分校』に入学したのは
靴作りブームと呼ばれた、靴を作りたいという若者が殺到し、
靴業界が再び盛り上がりつつあった時代でした。

「意味のある線を選んで引きなさい。」
大きな影響を受けた恩師の存在。
人情にあふれた東京の暖かい職人仲間達。
独立してからの葛藤、『私が考えるオーダーメイドシューズとは?』
靴と建築がリンクしていく…『Shoe Scape』の誕生。

モノ作りの基礎を学んだ建築学生時代からショップスタッフ。
靴学生時代から修行時代、独立してから今に至るまでを
プロジェクター投影によるスライド形式でお話しました。

2014年 大阪府講演 表紙

2014年 大阪府講演 講演中の風景