『祇園深華』〜和洋ふたりの職人〜

◆『祇園深華』〜和洋ふたりの職人〜

※この展示会は2016年10月14日から16日にかけて、京都祇園にある鍵善良房さんのギャラリー「空 鍵屋」にて催しました。

京都で活動するふたりの履物職人による企画展です。
2015年の8月に催した個展『京都靴景』〜Kyoto Shoe Scape〜を観にきてくださった「ヽや(ちょぼや)」の櫻井功一さんからお声かけいただきまして
今回の合同展示会『祇園深華』〜和洋ふたりの職人〜を催すことになりました。
「草履職人」「靴職人」というと同じ履物屋ですが、和と洋の履物はそれぞれ文化も考え方も異なり、これまで仕事として関わることはありませんでした。
しかし、同じ履物屋同志、祇園という街に、文化に、これから根付いていくような「履物」「京小物」を共に創りたいという想いから、
祇園に三代続く和の履物屋「ヽや(ちょぼや)」と、京都でオーダーメイドの靴と革製品を制作している洋の履物屋「Shoe Scape」のコラボレーションが実現しました。
使うごとに味わいを重ねていく革は、祇園街という深い歴史を重ねる地域にとても適した素材だと考えています。
私たちが制作した「履物」「京小物」が、祇園という「華」のある街に馴染み、深い華やぎを放つ、
そんな日がやってくることを目指して、この展示会『祇園深華〜和洋ふたりの職人〜』を催しました。
祇園町をテーマに、下駄や草履で使う革製の「鼻緒」や、雨の日に下駄に着けて使う「爪革」、
芸舞妓さんをモチーフとした京小物、Barなどお酒の席で使えるアイテムを制作しています。
「Shoe Scape」と「ヽや」の既存の作品と共に展示風景をお楽しみください。