◆『手鏡ケース』
芸舞妓さんはたいていこの「よーじや」さんの手鏡を使うと聞きます。
サイズがちょうど使いやすいのでしょうか。
おしろいをして仕事へのスイッチを入れるアイテムとしての手鏡に、今日もお座敷で頑張ろうと思えるようなケースを作ろうと思いました。
デザインは芸舞妓さんの後ろ姿、うなじをモチーフとしました。
そして芸舞妓さんにエールの気持ちを込めて、ケースを開いた様が、背中に天使の羽根を広げたようにみえるよう趣向を凝らしました。
京都らしいお土産として、また女性へのプレゼントにもおすすめです。
手鏡ケース 大:¥ 3,960(税抜価格3,600円) 手鏡ケース 小:¥ 3,300(税抜価格3,000円)
※ ケースのみの価格となります。
※ 手鏡をお求めの際は手配致します。
◆『千社札入れ』
芸舞妓さんが名刺代わりに使っているのが「千社札」です。
お座敷では着物と帯の間にしまっているため布でできた薄い入れ物にいれています。
生地を変えることで季節感も演出しています。
今回制作したのはストックをいれておく用のケースです。
名刺も千社札も、スマートに渡すのが一番ですからね。
デザインは舞妓さんの代名詞、「だらり帯」をモチーフにしています。
名刺よりもやわらかく印象付けることができるからでしょうか?
最近では芸舞妓さんでなくても、千社札を使う人も多くなってきました。
私たちでも気軽に千社札を作ってもらえますし、京都らしいユニークさもあって名刺代わりにいいですよね。
洋装の場合は帯の間にしまうことはないので、ストック用のケースとは言わず、そのまま千社札入れとして使っていただけます。
花街をイメージさせるケースから千社札を渡すことで、より社交の場が盛り上がることでしょう。
千社札入れ:廃盤
※ サイズ大:27 × 80 (単位:mm) 対応 サイズ小:23 × 75 (単位:mm) 対応
◆『芸舞妓鞄』
芸舞妓さんをモチーフにお稽古やプライベートの際に気軽に使える鞄を制作しました。
デザインイメージは昭和の時代に木製やプラスチック製の持ち手の手提げ鞄があったのですが、その革製の持ち手バージョンです。
花街では夏の挨拶にお得意先へ名入りの団扇を配る風習がありますので、サイズは団扇がちょうど入る大きさにしました。
西陣織の本体にヌメ革でできた持ち手が付いています。
ヌメ革は使う中で、最も経年変化していく革です。
祇園町で仕込みから半だら、舞妓、芸妓として生きた人生の証としてヌメ革の取っ手に歴史が刻まれていきます。
こちらの芸舞妓鞄、シンプルなかたちでそれなりの容量が入りますので、
私たちにとっても和装で出かける際はもちろん、盆・正月やお花見など四季おりおりのシーンを彩り、
共に時を重ねる相棒として活躍してくれることでしょう。
生地によっては洋服と合わせて、少し昭和なコーディネートにしてみても面白いと思います。
芸舞妓鞄:廃盤
※ おおよその内容量:縦 250 × 横 260 × マチ 60 (単位:mm)
◆『扇子入れ』
立方(たちかた)として舞を認められることで与えられる扇子があるという程、
芸妓にとって扇子は立方としての誇りともいえる大切なものだそうです。
そんな扇子を大切に保管するケースを作りました。
扇子がちょうど入る大きさに革を立体的に縫い上げ、扇子のシルエットをメッシュで彩り、
アンティークな風合いに仕上げました。
お使いの扇子のサイズに合わせて制作致しますので、扇子に負荷をかけずに仕舞うことができます。
舞扇子や能扇子など、特別な扇子を大切に保管するのにおすすめです。
扇子入れ:廃盤
※ お使いの扇子のサイズに合わせて制作致します。
◆『笛入れ』
地方(じかた)にとって楽器はとても大切なものだと思います。
私自身、趣味の範囲ですが祇園祭等で篠笛を吹かせていただいていることもあり、「笛入れ」を制作しました。
竹製の篠笛にとって、湿気は大敵です。
本体をしっかり保護してやりながらも、湿気をうまく逃がしてあげるため、革と帆布を使い造りを工夫しました。
こちらも筒状に、立体的に縫うことで笛を安定して保管することができます。
画像の笛入れは八本調子に対応しています。
篠笛は何本調子かによって、太さ・長さ、穴の位置が異なりますので、お使いの笛を採寸・お見積もりの上で制作致します。
篠笛だけでなく、竜笛・能官・篳篥などその他の笛に合わせてケースを制作することも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
笛入れ(篠笛八本調子):廃盤
※ その他の調子、その他の笛の場合は太さ・長さ等を確認してお見積もりさせていただきます。
◆『ドレスワイン』と『グラスマット』
祇園はBarも多い街です。
酒飲みたちはお気に入りのお店へ足を運び、
ある人はマスターや常連客との会話を楽しんだり、
また日常から解放されてひとり心を癒すことができる場を求める人もいます。
バーカウンターでは、マスターとそこに通う客によって、その店それぞれの空気・空間が形成されていきます。
そんなバーカウンターに革という素材はとても適していると思い、「ドレスワイン」と「グラスマット」を制作しました。
マスターに常連と認められたお客さんが、バーカウンターで過ごした時を、革の味わいとして重ねていきます。
そもそもワイングラスに適したコースターというものがありませんでした。
グラスを揺することでワインに空気を含ませる動作をするため、コースターが邪魔になってしまうからです。
しかしグラスを揺する動作こそ、カウンターとこすれることで「ドレスワイン」の革の風合いに深みを与え、重ねた手の跡を味わいとして残していきます。
「ドレスワイン」はワイングラスの底面に合わせて設計されているため、グラスと一体となり、動作に支障をきたすことはありません。
酒好きの方へのプレゼントにもよろこんでいただけると思います。
ドレスワイン:¥ 7,150(税抜価格6,500円) グラスマット:¥ 7,150(税抜価格6,500円)
ネーム刻印(大文字で8文字程度):+ ¥ 550(税抜価格500円)
※ ドレスワイン:底面の直径約75mmのワイングラスに対応 グラスマット:80 × 80 (単位:mm)